デリケートゾーンの痛みや違和感の原因。ヒリヒリ腫れるかゆみ、出血は大丈夫?

「デリケートゾーンが痛い!」
相談しにくいし、かと言って、いきなり病院に行くのもためらわれる。
知識を整理して心の準備をすることで、スッキリしませんか?
デリケートゾーン(陰部)の痛みがあるときは、まず自分で他にも違和感やかゆみ、腫れていないか、出血が無いかなどを確認しましょう。
意外と知られていないセルフチェックポイントを看護師が簡単に説明します。
病気などが原因の事もありますが、実はちょっとした生活習慣が痛みの原因になっている場合も多いんですよー。

 

デリケートゾーンが痛い時、原因探しの前に確認するポイント

 

悩める相談者子羊ちゃん
アソコが痛いんです。病気かな。原因が気になるよー。
デリ看 うらら
それは大変ですね。デリケートゾーン(陰部)の痛みにも実はいろいろ原因があるんですよ。診断はお医者さんがするけれど、自分でも心の準備をしておかないとね。

 

デリケートゾーン(陰部)が痛いと大変ですよね^^;。
場所が場所だけに迂闊にさすることもできないし、歩くと結構痛みが響くのでとっても違和感があるんですよね。
それに、感染症(性病)だったり、治療が必要な病気だったらどうしようと思うのは自然な事だと思います。

でも、薬を買ったり、病院に行ったりする前にちょっと確認しておきたいポイントがあります。
原因探しや、受診の目安にもなる大事なポイントです。

 

1デリケートゾーン(陰部)の痛み、痛む場所

一言でデリケートゾーン(陰部)と言っても、いわゆるVIOの外性器、膣などの内性器、肛門などが含まれているので、まずはどこが痛いか自分に聞いてみましょう。
「チクチク、ズキズキするのはどの部分?」

病院に行くと決めた場合でも、「アソコが痛いんです」と言うより、「会陰から肛門のあたりが痛いんです」という方が意思疎通ができると思いませんか?
先生もその部分を重点的にチェックしてくれるので患者さんからもらう情報はとても重要なのです。

 

2デリケートゾーン(陰部)の外見の変化
実は自分のアソコを見たことが無いという人も多いので、「何が普通なのかよくわからない」という場合も少なくありませんが、明らかに変化が生じる場合もありますので、まずは見るということがとても大事です。鏡でデリケートゾーンを見て、外見的に変化は無いかチェックしましょう。

外見上の変化のチェックポイントできもの、おでき、ニキビ、ぶつぶつや水疱はありませんか
切り傷や擦り傷はありませんか
赤くなったり腫れぼったくなったりしていませんか

 

3おりものの状態に変化はあるか
痛みを引き起こす原因がお腹の内部にある場合もありますが、お腹の中は見えません。ですが、おりものの変化から異常に気がつく場合があります。
おりものは、同じ人でも生理の周期や体調、水分摂取の状況や膣萎縮の状況などによって変化があるため一概には言えませんが「おかしい」という目安は存在します。

おりものののチェックポイント出血が混じっていませんか
臭いは生臭くないですか
泡立ったような泡沫状態ではありませんか
黄緑色で汚い色ではないですか
カッテージチーズのように白くポロポロとしたカス状態ではないですか

 

4他の場所に痛みがないか
腹痛などがある場合は受診を急ぐ必要があります。
また鼠径部などが痛む場合も盲腸など緊急の処置が必要な病気が隠れている場合がありますので要注意です。

 

5熱やだるさがないか
熱が37.5度以上ある場合は感染が疑われるので受診を急ぐ必要があります。
腹膜炎や、膀胱炎など緊急に処置の必要な病気は隠れている場合がありますので要注意です。

 

6どんな時、痛いか
おしっこをした時、歩いた時、いつでも絶え間なく痛いなど、痛みの状態も大事な情報です。
いつでも痛い(痛みが持続している)というのも、そのまま伝えればOKです。

 

7痛みの原因になることは思い当たるか?
セックス、一人エッチ、海、プール、自転車、ジムバイク、ぶつけたなど。
特に、不特定の相手とのセックスは感染症の判別に重要な情報ですので隠さずに教えてくださいね。
セックスからどのくらいの期間が経っているかも検査項目などを選ぶ上で必要な情報になります。

 

デリケートゾーンの痛みの原因となる病気

主な病気を載せますが病気の診断ができるのは医師のみです。不安なときは受診しましょう。
ときに自己判断が重篤な状況を招く場合があるため、情報の利用は個人の責任でお願いします。

バルトリン腺炎

膣の入り口にあるバルトリン腺にバイ菌が入って炎症が起きた状態です。
陰部周辺はブドウ球菌や大腸菌、あるいはクラミジアや淋菌に感染するとバルトリン腺の開口部周辺から炎症を起こします。
放って置くと、炎症が進み、バルトリン腺の開口部がふさがってしまいます。バルトリン腺はセックスの時に膣を潤してくれる愛液を分泌している場所。
分泌物が詰まってしまい、バルトリン腺嚢胞にまで感染が進んでしまい、バルトリン腺腫瘍になってしまいます。

 

簡単症状セルフチェック違和感から始まり、徐々に痛みが増強してきた場合
痛みの他、赤み、熱感、腫れ(左右差ができることが一般的です)
膿の様な分泌物が出ている
セックスや座った時、歩いたときなど膣の後方が刺激される様な場合に痛みが強い

 

毛嚢炎

毛穴の奥にある毛嚢に、黄色ブドウ球菌などが感染して起きる炎症です。
ブドウ球菌は皮膚の表面にいる常在菌なので毛穴が傷ついたり汗で湿ったりすると毛穴の奥に入り込んでしまうため、脱毛処理後、カミソリで剃った後、汗をかいて蒸れた後などに起きやすくなります。

 

簡単症状セルフチェック毛穴にぴたりと一致するブツブツができている
毛穴の周囲が赤く真ん中には膿があり白っぽく見える
押すと痛い。
かゆみはない場合が多い。

 

粉瘤

皮膚腫瘍の一種。別名はアテローム、表皮嚢腫。
原因はよくわかっておらず、毛穴の一部がめくれて袋状になった部分に角質や皮脂が溜まって大きくなっていく病気です。
感染が起きると、痛みを生じるます。

 

簡単症状セルフチェック普段は痛みやかゆみがない。(何らかの原因で感染を起こした場合、痛みが出る)
しこりの中央部分が黒い点に見える場合がある
破れた場合は悪臭のある角質が出てくる

 

性器ヘルペス

ヘルペスウイルスへの感染で発症します。
性器ヘルペスは感染していても症状が無い人もいるので、知らず知らずに感染拡大する場合もあります。
(症状のない人は7割)
はじめて性器ヘルペスにかかった人の中には激しい痛みに襲われる人がいます。

 

簡単症状セルフチェックセックスから2日から7日程度経っている
陰部に赤い腫れ、痛み、かゆみのある小さな水疱がバラバラといっぱいできる。
(外性器に限らず、膣や子宮にできることもあるので、中まで水疱が及んでいるか確認すべき)
数日で水疱が破れると激痛を起こし、歩けない、おしっこも痛くてできない状態になることも。

 

トリコモナス膣炎

トリコモナス原虫が引き起こす感染症。
感染の契機となる出来事(セックスや温泉など)10日ほどで発症。
おりものが生臭く、黄緑色泡立ったような状態に変化します。
4割程度は症状が出ないので、知らず知らずのうちに感染している場合も。

 

簡単症状セルフチェック激しいかゆみやおりものの変化がある
セックスした時に違和感や痛みを感じる(痛みだけ出現することは稀)
知らない間に感染が進むと炎症が卵管に進んでしまうため腹痛で気がつく場合がある
わずかに内出血、出血することもある

 

切り傷、擦り傷

パートナーとのセックスや一人エッチの際に小傷を作ってしまった場合です。
最中には気が付きませんが、後から痛いなと思ったら切り傷になっていることもあります。
ひだの谷部分、膣の後方部分などに生じる場合が多いです。
小さな子供の場合は遊んでいてぶつけたり、かゆみでかきむしってしまい傷になってしまうこともありますよ。

 

非感染性外陰炎・接触皮膚炎

難しい名前が付いていますが、蒸れたり、すれたり、生理の経血や石鹸などが刺激になって起きるデリケートゾーン(陰部)の痛痒さの原因です。
生活習慣が引き金になっている事も多いため、繰り返す、季節になると発生するなど厄介な状態です。
でも、きちんとしたお手入れケアで痛みや違和感を予防できる病気(というか状態)です。

 

簡単症状セルフチェック炎症なので赤みや腫れ、かゆみを伴います。
いわゆる「痛痒い」という状態ですね。

 

デリケートゾーンの痛みの原因となる生活習慣

デリ看 うらら
実はデリケートゾーン(陰部)のお手入れ方法や、NGな生活習慣って誰も教えてくれなかった(笑)

悩める相談者子羊ちゃん
フランスやインドネシアに旅行した時はケアグッズがデパートに売ってました。

 

実は現代日本ではデリケートゾーンの違和感や不快感を引き起こす原因が多いんです。
かゆい、痛い、痛痒いの原因は病気よりも、生活習慣に潜んでいるというわけです。
日本は陰部に対する嫌悪感が強く、デリケートゾーンケアの後進国でもあり適切なお手入れができていないのも不快感を助長する原因になっています。

生理用ナプキンや尿もれナプキン、おりものシートの使用


ありがたい便利商品なので使用すること自体は当たり前ですよね。
でも、24時間ずっと触れていたり、湿潤していたりするとトラブルの原因になってしまいます。
化学繊維が常時肌に触れる事で摩擦が生じ、皮膚に細かい傷がつきます。
傷がついた部分では皮膚のバリア機能が低下するので炎症を起こしたりすると痒みや痛みが生じます。
湿っていると、皮膚も浸軟と言ってフニャフニャになってしまうため傷つきやすくなったり、感染しやすくなったりします。

布ナプキンは洗濯や取扱が大変でしたが、最近、使い捨ての布ナプキン(というか布ライナー)が登場して注目を集めています。

デリ看 うらら
私は布ライナーを生理の終わりかけの肌が敏感な数日だけ使用していますがイイ感じですよ。

 

通気性の悪い下着、きつい下着

蒸れがかゆみを引き起こし、引っ掻いてしまい痛みにつながってしまいます。
ネイルなどをしている場合は引っ掻いて皮膚を傷付けてしまうリスクが高くなります。
とは言え、かわいい下着をつけたいのが女心
勝負服ならぬ勝負パンツを設定して美デリケートゾーンの養成に努めましょう。

男子君
可愛い下着でもアソコが臭かったりしたらアウトだと思います。

 

洗い方やお手入れ方法を学ばないために起きる自己流ケア

とにかく殺菌力の高い石鹸で洗うとか、タオルやスポンジでゴシゴシと洗うとか。
お風呂上がりは保湿などのケアをせずそのまんまとか。無添加ならそれでいいとか。みんなNGです。

ネット上では様々な会社が、不安やコンプレックスを煽っているため必ずしも肌に優しいお手入れや、継続して使用しても安全な商品が販売されているとは限らないのが現状なのです。

セックスのとき、一人エッチのシーンで、濡れない時、潤滑ゼリーという選択肢を持っていないのも海外の女性からすればびっくり仰天のNG習慣です。

日本人女性はお手入れ方法を教わらずに大人になるために、デリケートゾーンをいじめています😨

 

一部アダルトビデオなど乱暴な性にふれる機会が男性に多い

日本では男の子はアダルトビデオや動画配信で性に触れていきます。
男性が興奮するという視点で作成された内容を見て育つため、「激しく」と「乱暴」を間違っている男性が多いのも現状です。
また、シチュエーションにも問題を含んでおりプールの中などで性行為をする内容や、膣に衛生的では無いものを挿入する内容もある為、真似をしても大丈夫だと思うのでは無いかと心配しています。

 

男子君
アダルトビデオ見て育った点に関しては何も言い返せませんね。
悩める相談者子羊ちゃん
私も当てはまります😨やばいですよね。めっちゃ自己流でやってます。

 

デリケートゾーンが痛い時の対処法の選び方

痛いということは、何らかの異変が発生しているサインです。私達は、痛みに対して何をするか決めなくてはいけません。
痛みが良くならない場合は、違う対処法を選ばなくてはいけませんよ。

受診すれば診断が付き、処方をもらえますが生活習慣に原因がある場合は確実に繰り返しますし病院では生活指導してくれることは少ないのが現状です。
自分の体は自分で守ってくださいね。

 

何もしない

放置してもしばらくすれば軽快するものもありますが、繰り返す可能性もあるのでおすすめしません。
様子を見るのと放置するのは似ているようで全く違います。
「もう少し様子を見る」と決めたら、いつまでと期限を決め、その間はデリケートゾーン(陰部)をよくセルフチェックしましょう。

デリ看 うらら
生活習慣を見直してみるのもおすすめ

 

締め付けのない下着、衣類を着る

ゆるっとして通気性の良い下着、スカートがおすすめです。
蒸れない状態にしましょう。
長時間の座り仕事の場合はどうしても蒸れやすいので時々立って通気を良くする、トイレでは排尿の際にもおしりの割れ目をトイレットペーパーで軽く拭いて蒸れを取るなど工夫すると良いですね。

 

生理や尿もれナプキンの使用時、ワセリンを塗布し皮膚を保護する

ごく薄く、外陰部にワセリンを塗布して水気を弾くようにして皮膚を保護します。
病院でも寝たきりの患者さんのおむつかぶれの予防に実際に行っているケアで非常に効果があります。

デリ看 うらら
ごく薄くというところがポイントです。

 

汚れをしっかり落とす

綺麗に洗えているつもり」になっていませんか?
デリケートゾーン用の石鹸で、正しく優しく洗いましょう。石鹸選びも重要ですよ。
指の腹でひだの隙間やクリトリスの包皮もきちんとずらして洗っていますか?

洗い過ぎはNGです。
1日何回も洗う、何回もワイプシートで拭き取る、強いアルカリ性の石鹸でゴシゴシとこすって洗うなどに心当たりのある人は要注意。
せっかくなので石鹸の選び方や洗い方をもう一度お勉強して肌に優しい健康的ケアを学んだほうがきれいになれますよ。

市販薬を使う

薬局で手軽に購入できる市販薬を使用して様子を見る方法です。
市販薬を使用している間は、デリケートゾーン(陰部)を清潔にして、皮膚の状態や痛みをセルフチェックし、症状が良くならない場合は病院に行きましょう。

デリ看 うらら
数日使用しても症状が良くならない場合は受診したほうがいいですね。

 

病院を受診する

痛みが強い時、発熱や腹痛がある時、できものなどが多数できている時などは病院に行くほうが早く治すことができますのでおすすめです。

感染症かななど迷っている時間ももったいないので、心配な人は受診したほうがいい。
確かに、恥ずかしいですし敷居が高い様な気もしますが、受診後の患者さんはほとんどの方が「いやー、受診してよかったです」と言われます。

何科に行こうか迷っている人のために、受診方法や検査内容などをまとめてあります。
デリケートゾーンの痛みは何科に行く?おりもの検査や薬の内容は?

 

まとめ

デリケートゾーンの痛みの原因は病気によるものと、生活習慣によるものがありました。
痛みだけではなく、違和感や、かゆみ、ヒリヒリした痛痒さ、発赤、出血など不愉快な感覚を早く治してしまいたいですよね。

この1記事だけでは紹介しきれていない事がいっぱいありますので一緒にお勉強していきましょう。

 

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