デリケートゾーン(陰部)の石鹸のPhはアルカリ性と弱酸性で違いがあるの?

デリケートゾーン(陰部)のお手入れケアでは日本は後進国。
フランスではデパートでお母さんと娘が一緒に石鹸やローションを購入します。

日本でも、デリケートゾーンの石鹸が販売されはじめていますが、実際に手にとって選べる場所はまだまだ少ないのが現状。
いろいろなメーカーが商品を出しており、成分も効果も様々ですが、PH値もアルカリ性と弱酸性があって選び方がよくわからないという声を聞きます。
デリケートゾーンの皮膚は弱酸性ですが、実際に人気のあるデリケートゾーン用石鹸が弱アルカリ性だったりしますからね。

確かに、対極にあると言っても過言ではないアルカリ性と酸性。
違いは何なのか、自分に合う石鹸はどちらなのかを一緒に考えましょう。

 

デリケートゾーン(陰部)の石鹸の選び方でPhが気になる理由

デリケートゾーンの汚れを落としたいから

デリケートゾーンの汚れ、あの、白いカスの様なねっとりした汚れは恥垢と言われています。
タンパク質の垢や皮脂、おりものや排泄物の成分が混じり合ってしまうため臭いも雑菌も多いという厄介な性質。
いわゆるマンカス、チンカスというやつですね。

脂っこいため、お湯だけでは落とすことができません。
また、陰部の複雑な形状に入り込んでしまい、更に落としにくくなっています。
アルカリ性と酸性ではどっちが洗浄力が高いのか気になるためPHも気になります。

 

皮膚自体のphや膣内のphが弱酸性であることに配慮が必要か悩むから

人間の皮膚自体は弱酸性、ph4.2-6.4程度です。
デリケートゾーン(陰部)のphも弱酸性。ph3.5-5.5程度。
デリケートゾーンのph値がその他の皮膚よりも酸性に近いのは膣内が酸性だからという理由です。

小陰唇より内側は粘膜。膣の入り口。
膣は弱酸性を保つことで病原菌から腟内を守っていますから、弱酸性の膣付近を洗う場合の石鹸のphが気になる人が多いようです。

メディアのプロモーションにご注意海外製のPHケアという商品のサイトを筆頭に、弱酸性の陰部は弱酸性で優しく洗いましょうというメディアが増えています。
間違いではありませんが、弱酸性なら何でも良いというわけではないし、弱アルカリ性でもグッドバランスで肌負担が少ないものも存在するためPHのみで良し悪しは判断できないことを覚えておいてください。

陰部の形が複雑なので洗い流しもしやすいか悩むから

デリケートゾーン(陰部)の皮膚はまぶたと同じくらいに薄いです。
しかもいつも湿潤しているし、形も複雑で洗いにくいし、洗い流しにくいですよね。
PH値の違いが洗いやすさや洗い流しやすさに関わるかという部分が気になる女性が多いようです。

 

悩める相談者子羊ちゃん
アソコは弱酸性だから弱酸性のほうがいいんですか?
デリ看 うらら
デリケートゾーン用の石鹸には現実に弱酸性と弱アルカリ性の石鹸が存在しています。多くのメーカーが弱酸性を採用していますが、売れている石鹸には弱アルカリ性のものも。

 

デリケートゾーン(陰部)用弱アルカリ性石鹸

弱アルカリ性石鹸のメリット

  • 洗浄力が高い

弱アルカリ性の石鹸は洗浄力が高く、古い角質や汚れをパワフルに落とします。
タンパク質はアルカリによって構造が緩み分解されるため、恥垢のようなタンパク質汚れを効果的に落とすことができます。

具体的にはPH10位上にすると洗浄率が向上します。

また、弱アルカリ性の石鹸は皮脂汚れにも強いです。
皮脂成分を具体的に見てみると、約30%がトリグリセリド、約30%が遊離脂肪酸です。遊離脂肪酸はアルカリ性の洗浄液で溶け石鹸化するので、容易に汚れを落とすことができますね。
更に、石鹸に変化した遊離脂肪酸はトリグリセリドなどの他の皮脂汚れを落とすのにも働いてくれます。

JIS規格では石鹸のphを9-11の弱アルカリ性に設定しており、ほとんどの石鹸がアルカリ性です。
もし弱酸性にしようと思う場合は調整剤で調整をしなくてはいけません。

古代から人間はアルカリが汚れを落とすことを知っており、重曹や灰汁(←これもアルカリ)などを利用してきました。
アルカリの中でもPH値で強アルカリと弱アルカリに分かれるため肌への負担や洗浄力も異なります。

 

弱アルカリ性石鹸のデメリット

  • 皮膚は弱酸性であるため、皮膚にとって刺激となる
  • 汚れを落とす過程で、ターニングオーバー前の角質なども落としてしまい皮膚のターニングオーバーサイクルを早めてしまう

弱アルカリ性石鹸で洗うと、皮脂を分泌して弱酸性に戻そうとするので皮脂分泌が増えます。
かえって皮脂が増えてしまい臭いや不快感の原因になることも。

一方で、一時的に皮膚から皮脂をガッツリと落としすぎてしまうと皮膚が乾燥するため黒ずみや、スレて痛いなどの肌トラブルが悪化するおそれもあります。
しっかりと保湿剤が配合されているかがとても大事なポイントになりますね。

皮膚のターニングオーバーサイクルは早まりすぎると、皮向けや発赤などいわゆる敏感肌化するので決して良いことではないというのも覚えておきましょう。

デリケートゾーンに関しては、小陰唇よりも内側は膣という粘膜、かつ弱酸性であることで自浄作用を保っているためアルカリ度合いの高い製品は使用に注意が必要です。

アルカリ度合いにも注意して商品を選びましょう!

デリ看 うらら
アルカリ性にも強度があります。
アルカリ性が強いほど洗浄効果は高くなります。

重曹Ph8程度(中性に近く優しい弱アルカリ性)
セスキ炭酸ソーダ(ph9程度)
炭酸ソーダ(ph11程度 結構強いアルカリ度合い)

弱アルカリ性だから肌に悪いわけではありません。
人間の肌は弱酸性なので、弱アルカリ性の石鹸が付くと中和傾向になります。
中和されるということは、界面活性も失われるので洗い流しやすいのも特徴です。

正確にはJIS規格の石鹸を示す場合、弱アルカリ性しか存在しません。
しかし、世の中では石鹸=洗うために用いる何かを示しているため、ここでは弱酸性洗浄料も石鹸に含めて説明しています。

人気のデリケートゾーン(陰部)のアルカリ性石鹸

東京ラブソープ(中性だが弱アルカリに近いph8程度)

ペマエンジェル(中性だが弱アルカリに近いph8程度)

LCラブコスメティックジャムウハーバルソープ(弱アルカリ性ph10程度)

ヴィーナスラボ (中性だが弱アルカリに近いph8程度)

アンドビューティジャムウプレミアムソープ (弱アルカリ性ph10程度)

人気のあるデリケートゾーン用石鹸は弱アルカリ性も多いですね。
匂いや黒ずみに悩む女性にウケているようです。

 

悩める相談者子羊ちゃん
アソコの臭いや黒ずみを解決したい人が弱アルカリ性の石鹸を選んでいるのかな。

 

デリケートゾーン(陰部)用弱酸性石鹸

弱酸性石鹸のメリット

  • 陰部の皮膚と同じ弱酸性で負担が少ない
  • ターンオーバーサイクルを過度に早める恐れは少ない
  • 刺激が少ないため皮膚の薄い場所や、肌の弱い人にも使用できる
  • 必要な常在菌は皮膚に残るため皮膚本来のバリア機能を損なわない
  • 保湿などの追加ケアが苦手な人にも優しい

弱酸性の石鹸は毎日の繰り返しに向いています。
陰部のPhはボディより酸性に近く、膣は弱酸性であることで自浄作用を保っています。
特に、子供とシニアは自浄作用が弱いため過度の洗い流しで更に自浄作用を損なう可能性もあるため、弱酸性の石鹸を使用するメリットは大きいと言えるでしょう。

弱酸性石鹸のデメリット

  • 恥垢はタンパク質、皮脂汚れであるため汚れを落とす力は弱アルカリ性石鹸に比べると弱い。
  • 合成界面活性剤が入っている商品では泡立てや洗い流しをきちんとしないと肌に石鹸成分が残り刺激になってしまうため肌トラブルの原因となることも

 

弱酸性の石鹸は洗浄力が弱アルカリ性石鹸に比べて弱いですが、きちんと汚れを除去する力はあります。
皮膚に必要な常在菌や適度な脂肪を残すため肌への負担や少ないのが嬉しいですね。

 

人気のデリケートゾーン(陰部)の弱酸性石鹸

PHケアフェミニンウォッシュ

ラクタシード オールデイケア

インティマD

ピュビケア

INTIMEフェミニンウォッシュ

コラージュフルフル泡石鹸「ピンク」

 

弱アルカリ性石鹸と弱酸性石鹸の違い

 

汚れを落とす効果  アルカリ性≧弱酸性 ただし、弱酸性でも汚れは十分落とせる
肌に優しいかどうか アルカリ性≦弱酸性 ただし、弱酸性でも洗い流し方などの条件では肌負担となる場合がある

 

個人的な主観ですが、

デリケートゾーン石鹸の先駆者商品、売れ筋商品は弱アルカリ性が多く、「臭い、黒ずみ」に悩む女性に購入されています。
確かに、アルカリ性の石鹸+ジャムウというハーブ類で消臭効果がありそう。
実際に口コミをチェックすると、脇に使用している人もおり臭いに対してのアプローチを重視していることがわかります。

一方で、弱酸性の石鹸は産後だったり、お肌に優しくケアをしたいという女性に購入されています。
しかし弱酸性ソープでも、臭いや黒ずみには効果があるという口コミがほとんどで、確かに混乱してしまいます。

デリケートゾーン用の石鹸がしみる、身体に合わなかったという人はもしかしたらアルカリ度の高い石鹸を使っていたのかもしれませんし、弱酸性でもその他の成分や洗い方に問題があったのかもしれません。
そもそも、PH値に関わらず、しみるかどうかは体調の他、香料など他の刺激要素があった可能性も非常に大きいのです。

 

しみるのはアルカリだから?弱アルカリ性の洗浄力が強すぎてひりひりとしみる場合もありますが、一概には言えません。
むしろ、バラの香料やオーガニックのエッセンシャルオイルが熱感や刺激感の原因になっているケースが多いようです。
ある大手下着メーカーのプライベートブランドを作るコスメメーカー担当者さんもおっしゃっていたのですが、「エッシェンシャルオイル自体は直接肌につけることができないくらい刺激が強いんですよ」と。天然のオイルでも肌に直接触れる安全性とは異なるためイメージに惑わされない商品選びが必要ですね。

 

デリケートゾーン専用という区分は日本の化粧品を統括する法律上では存在せず、各メーカーが使用者を想定して作っている市場なので、消費者は自分に合った好きな石鹸を自分で選んでいかなければいけないということですね。

悩める相談者子羊ちゃん
でも、弱アルカリ性の石鹸でも肌に優しいって言って売っているよ。

 

確かに、そのとおりです。
石鹸の肌負担に関してはPHである水素イオンの濃度の他に、製法(機械練り、枠練り、コールドプロセスか)配合成分の数、添加物、保湿成分の使い方、液体か固形か、泡になっているか、個人の使用方法や頻度、洗い流しができているかなどの要素があるため、一概に弱アルカリ性=肌に悪いわけではありません。

無添加=肌に優しい?
ハーブ類を多数使った=肌に優しい?
弱酸性でシンプル=肌に優しい?
重曹など食品でも使う材料を使っている=肌に優しい?
効果の割にはトラブルが少ない=肌に優しい?

など、製品のPRの仕方にも決まりがないため「肌に優しくないかもしれない石鹸も肌に優しい」と書かれていると感じます。

特に、デリケートゾーン用の石鹸の中には、「肌に優しいから中まで(膣まで)洗える」と言って化粧品区分で販売している商品が存在するため、注意が必要です。膣の中は石鹸で洗ってはいけません!!!

結論的に弱アルカリ性と、弱酸性の違いは何だと言われれば、「ただの水素イオン濃度の違い」

デリケートゾーンの石鹸において、PHだけで良し悪しを判断する議論は無駄です。
弱アルカリ性でも保湿成分などで肌負担を補うものも存在しますし、弱酸性でも界面活性剤が多量にバランス悪く入っており泡切れが悪く結局肌に石鹸成分が残り刺激になってしまうケースもありますからね。

重要なのはバランス
PHごとに異なる特性やデメリットをどう補って、パワーと優しさを兼ね備えているかだと思いませんか?

 

 

悩める相談者子羊ちゃん
難しいー。うららさんはどうしているの?
デリ看 うらら
肌に刺激を感じず、洗い上がりの感覚が好きな石鹸を選ぶのが基本ですよ。

 

臭いや黒ずみも落としたいけど、肌に負担をかけてまでしたいことではないですから。
自然な美しさを目指したいものですね。

 

デリケートゾーン(陰部)の石鹸 おすすめの条件

こちらは私個人のおすすめ条件です。

    • 合成界面活性剤は最小
      デリケートゾーン(陰部)は皮膚が薄く、粘膜にも石鹸成分が付着します。
      毎日洗浄するため繰り返しの肌ダメージは最低限に抑えるべきです。
      合成界面活性剤の使用は最小限度になっていて洗い流しが容易であること。

 

    • シンプル処方 合成香料や着色料無添加
      肌が敏感な人は配合成分の数が多いほどトラブルを起こすリスクも多くなるので、無添加、シンプルな処方がおすすめです。
      ジャムウという天然ハーブ類の中にも身体に合わないハーブが合ってもおかしくはないのです。だって、ハーブティーって本当は体調などに合わせて飲むでしょう?また無添加は、合成成分の無添加を指します。
      はちみつだって、石鹸にくわえたら添加物としてカウントされますから。

 

    • 日本製
      日本人の肌に合わせて、安心の国内原料、国内生産
      海外で生産されたものよりも、日本人の肌や好みに合わせて開発されたもののほうが安心ですね。

 

    • 保湿成分
      陰部の皮膚は薄く乾燥しやすいのに、排泄のたびにティッシュで押さえつけられるという過酷な環境にあります。海洋深層水や、グリセリンの配合率が高いなど、アソコの皮膚を保護してくれる処方であることが大事です。
    • 女性に嬉しい成分が入っている
      粘膜の経皮吸収率(成分を取り込む率のこと)が高いので、厳選された成分は入っていてもOK

 

そして最重要視するのが「バランス」です。
汚れや不要な角質をしっかり落とし、臭いや黒ずみを撃退できるかと、肌に負担をかけず誰でも痛みなく使えるかのバランスが非常に大事!

 

デリ看 うらら
デリケートゾーン用の石鹸を作っているので、もう少し待っていてくださいね。

 

 

☆☆☆開発中のデリケートゾーン用保湿スキンケア石鹸の内容をちょっぴりだけ☆☆☆
合成香料、着色料無添加
海洋深層水配合
低刺激でお肌に負担をかけずケア(性別や年令を問わずに使える)
泡立ちも良いが泡切れもよく、流すと皮膚の質感がピっときれいになっているという実感が持てる

 

こちらは、只今開発中。海洋深層水は褥瘡のケアなどにも使われ始めており医学的にも注目の素材です。
PH値よりも「適度に汚れを落とすこと+保湿すること」のバランスを重視し、肌負担をかけない範囲で繰り返し使うことで美しく快適な陰部を目指すよう考えています。

そして、こちらは、化粧品メーカーさんではなく薬品メーカーさんで試作中です。

 

日本人の女性は肌メラニンやライフサイクル上、ベイビーピンクのアソコにはなれません😨
「ピンクになっちゃおう」など根拠のない販売がされている、あと「男の子にひかれちゃう」など女性自身ではなく、男性目線で作られている商品は成分も怪しげ。女性の体のことを一番に考えずに作った製品は肌に優しいわけがない。
黒ずみOFFもしたいですが、あくまで健康的に、が絶対条件です。

 

まとめ

今の市場的にはデリケートゾーンの石鹸=弱酸性というわけではないことがわかっていただけましたでしょうか?

更に、弱アルカリ性か、弱酸性かだけでは良し悪しが決まらないこともご理解いただけたでしょうか?

実際に販売されている商品の売れ筋は以外に臭い、黒ずみ対策にポイントの高い弱アルカリ性石鹸だったりします。
phの違い以外にもデリケートゾーンの石鹸を選ぶポイントがあるのでいつかお教えしますね。

選び方は相当に難しいです。美容ヲタの人や専門家ですら悩み、それぞれの持論に至るのです。
そして見方によってはどれも正解。。。(中には明らかにアウトなものもありますが)

看護師さんのつくるデリケートゾーンケア用品の方も注目していただけると嬉しいです。Twitter、フェイスブックもやります。

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